第一章 旅立ちの朝

旅に出たい村人のブログ

絶望読書

こんにちわ、村人Cです。

今回は、絶望読書について感想を書こうと思います。↓

 

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絶望読書

写真映り、わりーな…

 

この絶望読書、本屋でビビッと惹かれまして、一日で読んでしまいました。タイトルが絶望読書と何かダークな感じがしますが、内容は簡単に言うと絶望の時こそ読書をしようという、命綱としての読書のすすめ。読み初めは作者の意図がよく掴めないと思う。だって絶望に落ちた時に読書なんてする余裕なんてないじゃん!。本書では、それについてはちゃんと触れられていました。読み終わりはタイトルに込められた意味がより一層強く感じます。

著者の頭木弘樹さんは、20歳のころに難病になり長い間入院生活をされていたそう。その絶望の期間の中は本と共にあり救われた。この絶望読書は「なぜ絶望したときこそ絶望の本を読むべきなのか?」「絶望の時に読むべき本とは?」作者の経験をもとに、この二つについて書かれています。

まず、この本を読んで、大変おこがましいのですが、この作者の方は自分と考え方が似ているなと思いました。もちろん、この方と私とでは全然背負っているものの重さが違いますし、今抱えている悩みもホント小さいものだと思います。でも、どこか通ずるものがあるなと親近感がわきました。

私も絶望の中で、明るい話やハッピーエンドものを読むことは苦痛でしかありません。絶望の中でこそ、孤独を感じる自分の気持ちに寄り添ってくれる本の存在は、とても救われるのです。元気をくれる本とか、幸せになれる本とか確かに本屋に行けばたくさんあります。でも、今自分が絶望を抱えているのなら、より一層孤独を感じることでしょう。理解してくれなくても、同じ気持ちの人がいることで救われるように、絶望の本を読むことで救われることがあるのではないでしょうか。

この絶望読書を読んで、自分と読書とのあり方を改めて感じさせられました。暇だから読書をするのではなく、絶望するときのために読書をする。こんな考え方はなかったので面白いです。今はなんとなく読んでる本が後々、自分が絶望や孤独にさいなまれたときに力になってくれるとも書いてありました。いわば、将来の自分への保険ですね。

作者の方が本の中で紹介されていたカフカは気になったので、読んでみようと思います。ハマりそうだなあ(笑)ドストエフスキーは私も落ち込んでた時に読みました。白痴は読んだのですが、罪と罰は途中で挫折してしまいました。読むのが難しいよ…また読んでみよう。

 

絶望の中で、自分の気持ちは誰にもわかってくれないと精神的にも孤独になると思う。でも、本は孤独の中でも共にいてくれる。だからこそ、絶望読書

 

私の文章力では半分も良さが伝わらないので、皆さんぜひ読んでみてください

きっとこれからの人生の本との関わり方も変わると思います。

 

おわり